2005-01-01から1年間の記事一覧

ゆく年

はじけて、発表して、はじけて、とやっていたら気力が尽きた。あっかーん、と思いクリスマスは房総へ。鴨川で寿司食べて、養老渓谷で温泉にはいって、とクリスマスらしからぬことをしてしまったけど、キリスト教徒じゃないので許していただこう。 そして、久…

阪急33番街

ちょっとしたタイミングで、2週続けて関西だった。先々週は友人の家に二泊させてもらったが、先週は1泊だったし、徹夜する気満々だったので、大阪にホテルをとった。これが、すごくいい感じのホテルで、きれいだし、値段はそこそこだが、お風呂も天然温泉…

変なにーちゃん

カンボジア研究の友人が本を出した。 「幻都 バンティアイ・チュマールの神々」 正しくは、写真集に彼が文をつけた形なのだが、出版記念パーティーがあるということで、彼も日本に招待されて、つい昨日来日した。フランス人だが、今年の4月からは調査でシェ…

便利なること【図書館編】

三田にいた頃、もし、欲しい本が西宮キャンパスの図書館にあった場合、キャンパス間を走る大学の車が、三田の大学図書館まで運んでくれた。わざわざ山々を越えて西宮まで出なくてよかったので、大変便利であった。いまの大学にもキャンパスが2つあり、欧文…

ピンキリです。

先週の平日夜10時ちかくに大学で先輩と交わした会話である。 「これ、明日の朝までの提出書類ですよね・・・」 「そうね」 「終わりませんね・・・」 「そうね」 うちの大学は夜10時で閉まる。 「けどね、明日の朝、私は朝7時半に築地の駅で待ち合わせをし…

考古学者の歌

考古学者の歌、というのがある。 春と夏と冬。だいたい年に3回カンボジアを調査で訪れるわけだが、まぁ、自分は予算の都合上、絶対に3回行けるわけではない。ただ、考古や建築の調査はほぼ確実に、長短調査をあわせて年3回おこなわれる。諸先生方が、一番…

秋だしね

友人がウィーンに誘ってくれた。それもいいかな、と思った。 数年前、やはりウィーンに住んでいた別の友人に誘われて、10月のウィーンに一ヶ月ばかり居たことがある。「人もフレンドリーではないし、暗いし、寒いし、住むには嫌なところだよ」と散々聞いてい…

我が家の心霊現象

日本にいる間は、実家に居候である。一応二世帯住宅のようになっており、生活時間も違うので、両親と会うこともあまりない。時々、夜中に食料を漁りに両親のいる二階へ忍び込むくらいである。そういう時は大抵、父親が「昨晩ネズミがでた」と私の聞こえると…

そこに生きるいろいろなもの

最近日本のいたるところで、日本では生息していない蛇が発見されている。どうやら蛇ブームらしい。 そういえば、夏のカンボジア調査中も、日本のマンションで蠍が見つかったというニュースがあった。向かいに住んでいる仏人友人がたまたま遊びに来ていて、「…

紅葉遠し

紅葉にはまだ早かったが、関西へ私用で赴く。メインは和泉府中でのお墓参りだったが、久しぶりに京都も訪れた。久しぶりといっても今年の4月以来、という事なんだが、それでも色々と変っている。 まず、丸善閉店にショック。京都では、必ずといっていいほど…

女っぷりと食いっぷり

昨日は誕生日でした。断りもなく、私の誕生日を祝日ではなくすなんて・・・と憤りを感じておりましたが、昨日は久しぶりの祝日。すっかりいい気分で、朝便で成田に着いたタイ人の友人を迎えに行き、東京までお送りする。 「東京まできてこのまま帰るのもどう…

犬の名は②

カンボジア調査も終了に近づいた時、研修所に新しい子犬がきた。なにか名前をつけてくださいよ、といわれたので、 「・・・コー(カンボジア語で『牛』)」(だってチュルック(豚)という名前の犬が既にいるんだし) と答えたら、却下された。犬の見かけも…

パスポートケースと寿司の関係

ところで、結婚式の引き出物で素敵なパスポートケースをもらった。「気をつけていってらっしゃい。けど、ちゃんと帰ってくるんだよ」という夫妻の言葉が聞こえてくるよう。 そうだ、旅にでよう と、思ったら、ふと寿司が食べたくなった。日本に帰国して、ま…

if something happen

披露宴も終わって、ほろ酔い加減で最終電車を携帯で検索していたら、バリ・テロの記事。「えぇっ!」といっきに目が覚めて携帯にむけて叫んだ私に周りの人間がびっくりしてたけど、そこは黙っておく。 9.11事件以降、「テロ」はぐぐっーと身近な単語とな…

最強夫妻の誕生

週末である。金曜に、カナダから帰国してきた友人を迎えて、土曜は大学時代の友人の結婚パーティーに出席。とても雰囲気のいい麻布十番のレストランでのパーティー。 旦那の方とは、総合政策学部1年の時からの友人で、よくワイワイと夜通し語ったもんである…

おれ、おれ

でました。真夜中1時半の電話。2コール以内でとってしまう私もどうかと思うけど、帰国数日にして初「おれ、おれ」ならぬ「警察」コール。 「警察の者ですが・・・」 と始まった会話に、内心思いつくヤマシイ事がないことはないわけで・・・(北の国から風…

何県出身?

10月1日は、めでたいことに我が大学時代の友人の結婚披露宴である。で、夏季調査に入る前、招待状をいただいた新郎新婦に私は誓った。 決して、日には焼けまい、と。 そもそも、この新郎新婦の外見は、お殿様とお雛様なんである。色がとことん白い、日本人形…

一度やってみたかったのです

わかってます。私が馬鹿だということは。 しかし!一度やってみたかったのです。 ルーヴァンのみなさん、みてますかー!?って。 ゆ、許してくださいまし。

遺跡に還れ

アンコール遺跡への観光客の数は年々うなぎのぼりである。故にホテルもボコボコ建っていく。滞在している観光客が「こんなに建てて大丈夫かいね」と心配するくらいである。5年ほど前はどちらかというと小さいホテルだけが、ダダダと増えていた気がする。シェ…

密林のなかの・・・

「密林の・・・」といっても、一応シェムリアップ地方にあるアンコール遺跡群周辺は、木々の伐採を定期的におこなっており、もう密林に埋もれていたりはしない。踏査も楽なもんである。最近シェムリアップにいらっしゃる先生方が口々におっしゃるのは「変わ…

雨乞い効果

昨日、ネアック・ポアンという遺跡で雨乞いの儀式がおこなわれた。 そして、昨夜4,5日ぶりに雨が降った。1時間ほどの雨だったが、農耕期である村落にとっては、何よりも貴重な恵みの雨であっただろう。今年は雨季でも雨が非常に少ない。 以前、論文調査…

犬の名は

カンボジアの朝は早い。明け方に寝て昼前に起きる、という生活に慣れた私にとって、カンボジアの生活は奇跡の繰り返しのようなものである。朝5時半に起きて6時には家をでる。バイクに乗ってセンターに向かえば、朝の光の中を托鉢途中の僧侶達が列を組んで…

カンボジアの家

最近は1階をコンクリートで造り、2階を木造にする家が多いが、カンボジアのシェムリアップ周辺の一般家屋は一応高床式の木造家屋である。私が今回お借りした家もそういう一軒家で、入り口は二階にある。入り口への階段は奇数、とか、新築の家には、まず初…

テレビ

ひとつのプレゼンを無事に終えて、きれいすっきり眠った次の朝。研修所で仕事をしていたら、久しぶりにお会いする先生が日本からいらしたので、一緒に発掘現場に行く事にする。 私は考古学者ではないので、基本的に発掘現場には足を踏み入れない。いつも同僚…

さらに暑い・・・

日本はやっぱり暑い。と感じたのも一瞬、というか3日間。さらに暑い場所へ着いてしまいました。雨季なので、時々良い風は吹くのですが、それでも30度はいく。 なんの縁だか、ここでもバケーション中の仏人の家をお借りすることになった。寺の裏の方にある…

居候デ候

バケーションから帰ってきていたモロッコ料理屋を無事楽しみ(つきあってくださったT先生、ありがとうございます)、ひとつ心が軽くなったところでパリへ。 パリには、知り合いが3人(組)いて、大抵の場合、その3つを転々と居候してまわる。一人は日本人…

バケーション

今日は大きなショックを受けた。ルーヴァンを離れるにあたって、「これだけはおさえておかないとね」というお菓子屋さんをスキップしながら訪れると、「17日までヴァケーション中」の貼り紙が店の前にかかっていたのである。チョコレートを最低2箱は買っ…

スーパー・らぶ。

スーパーが好きである。海外に行く楽しみのひとつはスーパーである、ともいえる。 「近ツリも、なんで海外スーパーツアー(←シャレではない)やらへんのやろ。絶対あたると思うねん」というのはミラノに住むオガチヨさん談。彼女も無類のスーパー好きである…

もうすぐ

もうすぐ、ヨーロッパ調査がとりあえず終わる。追い込みの時期にはいって、「こっちにきてよかった?」と聞かれること数度。 実は、当初予定していたイロイロなことは、達成できていない。というか、最初の志を全て達成しようと思ったら、もう後1年は必要で…

手相学のススメ

一時期、ベルギーの研究所内で手相が流行った。きっかけは学生のひとりが「手相みれる?」とふざけて聞いてきた事だったと思う。こちらもふざけて「みれるよー」と、適当に生命線とかみて「うーん、寿命は80年ですな。むむ。40歳くらいで体に気をつけな…