何県出身?

10月1日は、めでたいことに我が大学時代の友人の結婚披露宴である。で、夏季調査に入る前、招待状をいただいた新郎新婦に私は誓った。
決して、日には焼けまい、と。
そもそも、この新郎新婦の外見は、お殿様とお雛様なんである。色がとことん白い、日本人形のようなカップルなのだ。そんな新郎新婦と並んで写真など撮ろうものなら、オセロゲームの様になってしまうではないか。
で、結果。ひ、日焼け止めが効きませんでした。どれくらい黒いかというと、タイでタクシーの運ちゃんに
「お客さん、どこの県の出身?」
と聞かれるくらいである。「どこの出身?」といわれるのはわかる。が、どこの「県」の出身か?といわれたのは初めてである。「イープン(日本)!」と宣言するかの様に答える私に、オヤっさんはしつこい。「なんだって?イサーン(東北タイ)?いやぁ、あの地方の人間はそんなしゃべり方しねぇよ。チェンマイ?もっと北の人間か?」「(心の声:おやっさん、話を聞け。)・・・イープンです」「北の人間にしちゃ色が黒いよなぁ?え?お客さん、今なんか言ったかい」「イープンやとゆっとろうがぁっ!!!」(と、ちゃぶ台をひっくり返す)
というような感じです。帰りのJ○Lスッチーにも、日本入国の書類を渡されながら「日本語わかります?」とナチュラルにいわれました。
日焼けサロンの反対があればいいのになぁ・・・。いや、これは深刻ですよ。本当に。