最強夫妻の誕生

週末である。金曜に、カナダから帰国してきた友人を迎えて、土曜は大学時代の友人の結婚パーティーに出席。とても雰囲気のいい麻布十番のレストランでのパーティー
旦那の方とは、総合政策学部1年の時からの友人で、よくワイワイと夜通し語ったもんである。まぁ、阪南を中心にした人々の輪の中で、関東出身の彼と私は口をはさむ隙もなく、うなずき通したことが多かったけど。学籍番号が隣だったので、試験の時はずっと隣同士で、他大学の院試の時まで受験番号が隣だったのは笑えた(ふたりして落ちたけど)。私は彼がずっと羨ましかった。問題を与えられると熟考し、あせらず、しっかりと自分の中で答えを確かめてから答え始める。とても達筆で、かつ哲学的文章を書く。超能力でも持ってるのでは?というくらい人の気持ちに敏感で、その人の求めている言葉をくれる(故に一部の人々の間では「オアシス」とよばれていた)。
奥さんの方とも、やはり大学1年の時からの付き合いである。しかし、急速に仲良くなったのは院に進学するために関東に戻ってからで、お互いに実家が関東で、かつ能好きだったことから、よくふたりで観能に出かけていた。日舞の家の娘さんで、私の笛の師匠は彼女の家のご紹介によるものである。旦那が癒し系なら、奥さんもまた別の癒し系である。話していると明るくなる。たくみに人の笑いを引き出して、いつの間にか人を元気にさせる。優雅なしゃべりのなかにみせるチャキチャキの江戸っ子気質。夫妻そろうと、そのパワーは無限大になる。旦那が受けて癒して、奥さんがあげて癒す。
最強コンビの誕生。
ふたりでしっかり手をつないで、ゆっくりと歩んでいけるだろう。