スーパー・らぶ。

スーパーが好きである。海外に行く楽しみのひとつはスーパーである、ともいえる。
「近ツリも、なんで海外スーパーツアー(←シャレではない)やらへんのやろ。絶対あたると思うねん」というのはミラノに住むオガチヨさん談。彼女も無類のスーパー好きである。以前シンポジウムで近ツリの企画課の方とご一緒する機会があったので、スーパーツアーについてはチラリと意見してみた。そして、自然にスルーされた。はい、すみません。
ベルギーに住んでいた期間、スーパーに通うのは週に1回程度。多くて2回。大抵コインランドリーへ洗濯に行くついでに、その待ち時間で買い物をする。「あ、今日はけっこう買い物したなぁ」と思う時でも10ユーロくらいしか使っていない。トマト安い、りんご安い、パン安い、チーズ安い、ワッフル安い、ビール安い、肉高いけどポテト激安、と大変助かる。
夏休みにはいって、レジには学生(高校生?)らしきアルバイトが入り始めた。いろいろと慣れず、店内放送のマイクにむかって値段確認を頼む姿も恥ずかしそうである。しかし、いつもの熟練主婦(←勝手な想像)メンバーもいるので、急ぐ人々は、一見バイトのレジが空いていても、ちゃんと主要メンバーの列に並ぶ。かくいう私は、他が10人待ちなのに、わずか3人待ち、というバイト君のレジに並び、ミスをしては恥ずかしそうに笑うバイト君をみては「ふむふむ。初々しいではないか」と笑っていたが、それが、割引の仕方がわからずに隣に助けを求め、現金で出しているのに銀行カードで引き降ろす手続きをし・・・と、ワン・カスタマー、ワン・ミステイクの勢いで続けられるにいたっては、「いつまで笑って許されると思っとるんじゃぁっ!!」とちゃぶ台をひっくり返す短気さである(少なくともそのバイト君は1週間前に既にいたので初日ではないハズだ)。
レジで気になるのは、もうひとつ。熟練メンバーの中に変装したマッチャンがいる。いや、失礼。あるオバサマが、金髪の鬘をかぶり、付け鼻つきの黒眼鏡をしているダウンタウンの松本そっくりである。だいぶ前に在ルーヴァンの日本人研究者の友人が、「似てます。すごく似てるんです」と言っていた時はピンとこなかったが、日本で映像を見て吹き出すほど似ている。
うーん、写真でお見せしたいくらいなんだけどなぁ・・・。