豆乳で暖をとる?!

Roo2011-08-17

そういえば、忘れていたが、今回のプノンペン滞在中、スーパーマーケットに行った。買い物があるという現地の知り合いについていった次第である。


そこで、写真のパッケージの飲み物を発見。
どうやら豆乳らしいけど、どうしてこういうパッケージになったのか・・・。衝撃を受けて思わず購入。


けど、飛行機乗る前だったので、現地に残る同僚に問答無用であげてきた。ひどいな、私・・・。

【春日大社】中元万燈籠

Roo2011-08-15

今日でお盆は終わりのため、奈良の社寺は大忙し。やっぱり奈良に住み始めたからには、行っておかないと!と春日大社の中元万燈籠に仕事帰りに行ってみました。まぁ、10年前にも行ったことはあるんだけど。
腹ごなしをすませ、参道を本社へむかう。ぼんやりと参道沿いに灯る燈籠の明かりがあるもの、やっぱり暗い。そこで、出番なのはMY提灯☆鞄からシュタッとだして蝋燭を灯せば夜道も安心。MY提灯携帯当然でしょ。だって江戸ッ子だもん。
というのは、嘘で、昨日まで奈良で開催されていた燈花会で購入していたのを勿体ないので持って来ただけです。はい。ちゃんとした春日大社の万燈籠使用の提灯は参道で伍百円で購入できます。懐中電灯を持ってきてらっしゃる方も多かったですが、やはり提灯の明かりって趣があるし、今夜は月も明るかったし。いいっしょ、提灯。
特別拝観でいつもの参拝所より奥の方で参拝すると、奉納の楽が生演奏で流れてくる。へ?これサンサーンス?ヴァイオリン?うーん、最近の神社のイベントはハイカラなり。
気をとりなおして、テクテクと一の鳥居方面へと下りていけば、今度は「あれ?タイムスリップしちゃった?」と考えてしまうような昭和初期のブラスバンド的な音楽が・・・。音に吸い寄せられるように近づけば、少し遠くに燃ゆる「大」の字。奈良の「大」文字焼きの会場でした。奈良すげぇ。しばらく、昭和の音楽をBGMに三笠山上空の月と大の字を眺める。ちょっと心がどこかに飛んでしまいました。明日仕事できるか心配。
最後の美空ひばりの歌にお腹いっぱいになりながら、家に向かう途中「そういえば、大仏殿でも何かやっていた気がする」と気づき、大仏殿へ。大晦日にしか開かない中門が開くのが今日でした。春日大社大文字焼きでちょっとミラクル・ワールドへいってしまいましたが、最後に大仏殿内外に響く読経と中空に浮かぶ月にどっぷり浸かってこれました。あー、よかった。
何よりも、奈良時代の燈籠が現役で灯っていたのにびっくり。
これ、まだ使えたんだ・・・。

父待ち in カンボジア

父待ち

最近ベトナムインドネシアばかりでしたが、調査で久しぶりカンボジアへ行ってまいりました。
現場は、カンボジアの首都プノンペンの北西に位置する古都ロンヴェックのさらに北西にある村。プノンペンから毎日1時間半くらいかけて通います。プノンペンは10年ぶり。いやぁ、いろいろ変わっておりました。
雨季ですが、調査後半は晴天に恵まれ、すっかり帽子焼け。顔半分が黒い状態は、この歳でどうかと思うわ・・・。
写真は、発掘現場見学に夢中になってしまったお父さんを待つ、村の子供と牛さんです。

【當麻寺】練り供養なう

Roo2011-05-15

なう、ではないが、當麻寺の練り供養に行ってきた。去年までとは比べられないくらい、論文と自分の時間に使える週末。LOVE奈良。
當麻寺に行くのはなんと13年ぶり。「二上山に行こう」という友人に誘われて、二上山に登った際に立ち寄った記憶がある。ただ、その際は二上山登山(登山というほどでもないけど・・・)で疲れ切っていて、山門しか覚えていない。今回は、正午には寺に着いて(練り供養は午後4時から)、じっくり境内を拝観した。これが、なかなか面白い。開創された際の役行者との関係なんて知らなかったし、あそこの西塔が奈良時代のものだって知らなかった。勉強せねば・・・。
當麻寺で有名なのは中将姫の話だろう。練り供養は、極楽にいかれた中将姫が娑婆に里帰りし、再度極楽にお帰りになる際に二十五菩薩がお迎えにくる、というストーリで展開する。中将姫は「中将姫物語」では藤原鎌足の曾孫・藤原豊成の娘とされているが、その出生や人生は伝説に彩られている。能の「当麻」や折口の「死者の書」と再度読み返すとさらに面白い。
極楽堂(通常は曼陀羅堂と称する)で高僧たちが読経を唱えるなか、寺院の東に位置する娑婆堂にいらっしゃる中将姫を目指し、着飾った稚児や僧侶の団体、そして二十五菩薩がぞろぞろと娑婆堂へと渡る。最後の二菩薩、特に観音菩薩は手に蓮台を持ち、練り進む。帰りは、その蓮台の上に中将姫とされる仏像を乗せ、再度極楽にむけて練り上がってくるのである。
最初に近鉄で宣伝広告をみた時に「なんてシュールな・・・」と思った菩薩の姿だが、大変楽しめた。この行事、おそらく長い歴史のなかでいろいろな変遷を経ているにちがいない。二十五菩薩の内にいる方々(「講員」といわれていた)は、どうやら普通の人らしい。付き人に支えられながら歩いてくるが、観衆の中にいる家族や知り合いらしき人が時々名前を呼んでいた。音楽も笙や龍笛雅楽的なもの、読経、そしてヒーリング系の音楽などが場面によって流れてカオス状態である。
ふと気づくと、極楽堂にお座りのお坊様に見覚えが・・・。あれ?あれって東寺の・・・と思い、寺案内をみれば、當麻寺弘法大師真言仏教を伝えた霊場高野山真言宗別格本山なのでした。確かに総本山東寺からお坊様がいらしていてもおかしくないと納得。まぁ、見間違いかもしれませんが。
写真は、菩薩に救いを求めて手をのばす人々・・・ならぬカメラをのばす観衆です。

仏教がアツイ

Roo2011-05-06

今年の京都は仏教がアツイ。などと言おうものなら「いつもやんか」とつっこまれそうだが、勝手な意気込みで、東寺と開館したての龍谷ミュージアムへ行ってきた。
東寺関係では今夏、東京国立博物館で特別展「空海密教美術」が予定されている。このチラシがすごい。コピーもすごい。500歩くらい後ずさってしまった。
出展される立体曼荼羅については、やはりお寺で拝観したい気もするが、「もしや常には拝見できない後ろ姿など見れちゃったりして・・・?」と思うと断然東京まで参上したい。空海の直筆だって普段は拝見できないし、5年に一度くらいしか見れない曼荼羅だって拝観したい。まさか噂の兜跋毘沙門天様もお目見え?と期待したがそれはなかった。まぁ、こちらは東寺にうかがえば、宝物館で拝見できる。
龍谷ミュージアムは先月オープンしたばかり。現在は「釈尊親鸞」の第1期目の展示中。ガンダーラ美術のコレクションを楽しみながらも、一番面白かったのは、あそこでしか体験できないベゼクリク石窟寺院の壁画復元展示。1時間に1回上映されるシアターでは、その復元過程が観れますが、上映終了後にスクリーンが上がっていったと思うと、目の前は西本願寺が展望できるスペースに。西本願寺世界遺産に登録されていることもあり、周辺景観保護などは厳しいだろうし、きっといろいろ苦労なさったに違いない・・・。ミュージアム自体は小規模ながらも充実した展示で、周辺散策とともに定期的にぜひウロウロしたい。
帰りは、すぐ東側にある伝道院を外から見学。伊藤忠太っぽくないなぁ、と外観をみていると、やっぱりお膝元には伊藤先生らしい彫像が。丁寧にみると、やっぱりそこは伊藤忠太ワールドでありました。はい。思わず「ぐわぁッ」と返したくなるイキモノです。

それでも春はくる

Roo2011-05-01

気づいたら関西は新緑の季節となりつつある。

ある市の市議選に出馬していた友人にも春はきた。2期目の挑戦で、かなりしんどい闘いだったのだと思う。大学時代から弱音などに無縁な彼がいつになく弱気であったので、びっくりした。そんな姿が珍しく、見物したい気にかられたということは決してないが(!)、少しだけスタンプ押しとか事務的なところでお手伝いさせていただいた。

「いや、あんたそんなことしてる場合違うでしょ」といわれながら、それでも行こうと思ったのは、こんな時だからこそ、彼には政治の世界に残ってもらいたいと心から思ったからだ。日頃の活動のみではなく、非常時にも強い人間。彼ならばこそ、その状況のなかでベストな判断を選択できると信じている。そのための努力も常に行っているのは当然だし、経験は足りないかもしれないが、それをカバーするだけの世界を様々な国でみて実感している人間だ。彼ならば、自分の力を過信せず、自分の力がベストにだせる「環境」を整えられる。早い決断と柔軟な思考、実行する力と実行させてしまう運という類まれなる才能もある。

とりあえず、4年間歩んできた道を続ける環境は整った。
この春をどのように実らせるかは彼次第。

once upon a time


ここ数週間、インドネシアからの招聘者にアテンドして、全国津々浦々といかないまでも、国内をウロウロしていた私である。話せば話すほど、ボロがでてくる私のインドネシア語。最後にはインドネシア人にインドネシア語で話し、それをインドネシア語に訳してもらう、という訳のわからないサイクルができあがっていた。泣。はい、精進します。
そんななか、京都で祇園における防災についての説明を関係者に受けた後、招聘者8名とぞろぞろと四条通りを歩いていたところ、大学生らしき青年が「どこからですか」と、インドネシア語で話しかけてきた。「おぉ、こんなところでインドネシア語が」と喜び、ワラワラと話しかける招聘者たち。「あなたは日本人?」「どこでインドネシア語覚えたの?」「そこで何してたの?」と続く質問に、流暢に答える彼の話を聞くうちに、「あれ?あれれ?」とびっくり。なんと、私と同じ大学で、同じところに交換留学した後輩でした・・・。嬉しそうに「偶然ですね。いつの留学ですか」と聞かれて、沈黙する私。
えーと、"Onece Upon a Time, ...."という感じかしら。時がたつのは早いですねぇ。
写真は大阪の空堀です。空襲で残った戦前の町並みが、どこか懐かしい感じ。