【春日大社】中元万燈籠

Roo2011-08-15

今日でお盆は終わりのため、奈良の社寺は大忙し。やっぱり奈良に住み始めたからには、行っておかないと!と春日大社の中元万燈籠に仕事帰りに行ってみました。まぁ、10年前にも行ったことはあるんだけど。
腹ごなしをすませ、参道を本社へむかう。ぼんやりと参道沿いに灯る燈籠の明かりがあるもの、やっぱり暗い。そこで、出番なのはMY提灯☆鞄からシュタッとだして蝋燭を灯せば夜道も安心。MY提灯携帯当然でしょ。だって江戸ッ子だもん。
というのは、嘘で、昨日まで奈良で開催されていた燈花会で購入していたのを勿体ないので持って来ただけです。はい。ちゃんとした春日大社の万燈籠使用の提灯は参道で伍百円で購入できます。懐中電灯を持ってきてらっしゃる方も多かったですが、やはり提灯の明かりって趣があるし、今夜は月も明るかったし。いいっしょ、提灯。
特別拝観でいつもの参拝所より奥の方で参拝すると、奉納の楽が生演奏で流れてくる。へ?これサンサーンス?ヴァイオリン?うーん、最近の神社のイベントはハイカラなり。
気をとりなおして、テクテクと一の鳥居方面へと下りていけば、今度は「あれ?タイムスリップしちゃった?」と考えてしまうような昭和初期のブラスバンド的な音楽が・・・。音に吸い寄せられるように近づけば、少し遠くに燃ゆる「大」の字。奈良の「大」文字焼きの会場でした。奈良すげぇ。しばらく、昭和の音楽をBGMに三笠山上空の月と大の字を眺める。ちょっと心がどこかに飛んでしまいました。明日仕事できるか心配。
最後の美空ひばりの歌にお腹いっぱいになりながら、家に向かう途中「そういえば、大仏殿でも何かやっていた気がする」と気づき、大仏殿へ。大晦日にしか開かない中門が開くのが今日でした。春日大社大文字焼きでちょっとミラクル・ワールドへいってしまいましたが、最後に大仏殿内外に響く読経と中空に浮かぶ月にどっぷり浸かってこれました。あー、よかった。
何よりも、奈良時代の燈籠が現役で灯っていたのにびっくり。
これ、まだ使えたんだ・・・。