パトリックさんの祝日(3月17日）

地下鉄に乗ったら、母が「イースターのお祭りでもあったのかしら」と首をかしげている。イースターって今年は４月じゃなかったっけ？・・・と道行く人をよく見れば、緑色の服を着ている人が多い（かくいう私も緑のコートだったりする）。病院に着き、姉の病室をたずねれば、「これ、食べる？」と嬉しそうに義兄が緑色のベーグルを差し出してくる。
なるほど、今日はアイルランドの祝祭、St.Patrik's Dayであった。
アイルランド系移民が多いアメリカでは、盛大なパレードが行なわれており、今日はどこもかしこも緑、緑、緑である。病院のあるアッパー・イースト・サイドは周囲にアイリッシュ・パブが多いせいか、午後になると通行人に酔っ払いが多い。ピシッとしたビジネスマンも、ネクタイが派手な緑だったりする。しまった。これは明日緑色の服を着たりしたら、「あいつ、St.Patrikはもう昨日なのに、日にち間違えてるぜ」と陰口（？）をたたかれるにちがいない。緑色の服が多い私にはいい迷惑である。
で、本題ですが、パトリックさんの祝日の前々日、１５日にめでたく叔母さんになりました。甥っ子の名前はイアン。どんな漢字にするが検討中。維行、偉行、偉安、惟行、唯安（行）・・・