B&Bに泊りし事

Roo2004-07-24

ヴィクトリア滞在中の宿泊先としてB&Bを手配してもらう。Bed & Breakfast。イギリスに多くみられるB&Bはその名前の通り、朝食付のホテルよりは民宿に近いようなより庶民的宿泊所である。
イギリス植民地としての歴史をもつヴィクトリアには、いまでもアフタヌーンティーの習慣があったり、とイギリスの影響が大きい。1900年代前半に建てられた木造の建築物も多く残っており、B&Bも多くはその歴史的建造物といってもいいような民家である。私の泊まったGingerbread Cottageも1905年の建立で、数回の改装をしているけれども、床や柱などにその歴史を感じる。

あまり入国審査で質問されることがない東南アジア諸国ばっかり行っているせいか、入国時の質問に用意していかなかった私は、この宿泊先であるGingerbread Cottageの名前を覚えておらず、「なんだったかなぁ?Sesami House?・・・いやちがうなぁ」などと入国審査員を困らせていた。

イギリスのB&Bもホテルより安く泊まれるのが魅力のひとつだが、どうやらヴィクトリアのB&Bは高級ホテルよりは安いが、中級ホテルとは同じくらいの位置づけにあるようだ。斜めに寝てもまだ余裕のあるクィーンサイズのどっしりしたベットや、かわいらしくアンティークによって整えられた室内、正統的なイングリッシュ・ブレックファーストを体験すればそれも納得できようというもの。

過去にイギリスを数週間ウロウロしたことがあるから、B&Bにはけっこう泊まっている。今回のB&Bはそれらをあわせて考えても1,2を争うところであった。特にオーナーであるヴァネッサさんは料理本まで出し、料理教室も開いているほどの腕前。その朝食は手作りグラノーラから始まって、手作りパン、オムレツ、サイドのサラダ、ストロベリーケーキ、などと続く。初日は特にはりきって何でも試してみようと思ったので、食べすぎ、夜まで何もはいらず・・・。
食べにきたんか、私、という状態。やばいやばい。