大英博物館

Roo2004-10-12

ロンドンは4回目なのに、バッキンガム宮殿やビックベン、ウェストミンスターなどは全然訪れていない。とにかく毎回物価の高さに驚いて、毎日大英博物館とナショナル・ギャラリーなどのタダで入れる博物館に入りびたるのか今までのパターンだったからだ。今回は、文献調査が主な目的なので、平日は毎日朝から晩まで図書館にいるので、大英博物館さえ行っていなかった。しかし、週末に9年ぶりに大英博物館を訪れる機会があった。

9年ぶりに訪れた大英博物館は1998年の改修工事が終了し、大英図書館がキングス・クロスの駅近くに移ったことで、大きく様変わりしていた。正面から見てもその違いはわからないが、中にはいると、多くの有名な学者や小説家などが使用していた大英図書館のReading Roomが公開されており、中庭だった博物館展示室とReading Roomの間には近代的な屋根が設置され、自然光が取り入れられたスペースになっていた。カフェも設けられ、図書販売部門も以前より充実したように思われる。東南アジア考古学学会は、この新しい部分の地下に建設された新しい講堂でおこなわれ、設備も最新である。(ゆえに発表者は皆とまどい、設備を操作しきれない)

イギリスの素晴らしさのひとつは、図書館・博物館が無料で楽しめることにあると思う。特に大英博物館やナショナル・ギャラリーなどの、フランスのルーヴルに匹敵する世界に誇るコレクションをそろえたところをタダで見学できるのは素晴らしい。(寄付は求められるが・・・)

しかし、あのエジプトのミイラ部門の混雑ぶりはいつも閉口するばかりである。落ち着いて寝てられないだろうなぁ、と思ったりする。気の毒に・・・。