くる年

あけましておめでとうございます。
やっとシンポジウムが終了いたしました。カンボジアのお正月は4月なので、年末年始の大騒ぎは特にないものの、やはり観光客が多く、街中のバーではいたるところでニューイヤーパーティーが開催されていたようである。シンポジウムの初日であった31日に参加してくれた仏人研究者は、「今夜はバーをはしごするの・・・。きっと明日は起きれないから来れないわ」と台詞を残して去って行き、昨日会った時には「帰宅したのは午前4時半だったのよ」とのたもうた。他の欧米人研究者もいろいろとパーティーに繰出した模様である。
31日には、シェムリアップ街中のホテルでのレセプションがおこなわれ、会場隣ではやはりニューイヤーパーティーがおこなわれており、ホテルの従業員が何故か全員マジシャンのようなキラキラした覆面をしてサービスしているのにはまいった・・・。そう、我らのレセプションで給仕していた従業員も覆面。そうよね、相手もまさか大晦日に学術シンポジウムのレセプションしているとは思わないよね。けどさ、「飲み物をどうぞ」と差し出した相手が覆面ってけっこうビビリますよ。
年越しをはさんで前後は、シンポジウムのため、朝4時半には起きてゴソゴソと準備をしていたので、蕎麦を食べる余裕も、おせちを作る気力もなかった。しかし、何か食べなければシンポジウムでおなかがへるので、大晦日に食べそこねた蕎麦を何故か先輩と3人で元旦朝からずるずる食べる。具なしである。かなしいので、差し入れにいただいた沢庵を3人でボリボリおかずにする。む、むなしい。けど、美味。
肝心の発表は、元旦朝8時半という時間にもかかわらず、カンボジアの学生を中心に多くの学生がきてくれた。友人の仏人研究者もフラフラしながら現れて、コメントをのこしていってくれたことはありがたい。感謝、感謝である。
さぁ、来週は大阪で国際考古学会議発表!では、そろそろ日本へむけて帰りまーす。