オリンピックと興奮度

今日は土曜日なので、大学施設も閉まっているし、久しぶりにブリュッセルに友人に会いに行くことにした。彼女は、もうEU本部(ブリュッセルある)の文化部門で6年以上働いているギリシャ人で、ヨーロッパの文化政策や交流プログラムについて大変ありがたい情報をくれる人物である。
ただ、知り合ったのは変な縁で、写真家の叔母がフランスのアルルで毎年開催される写真展で知り合って、私に紹介してくれたのだ。どこで自分の研究の糸口になってくれる人物に会うかわからないものだ。

ごはんを食べていると、彼女の携帯に電話。ギリシャにいる彼女のお母さんからだという。どうしたんだろう、と思っていると「テコンドーでギリシャ人が銀メダルらしいわっ!」との事。つまりギリシャ人がメダル取る度に電話があるんだろーか、なんて思ったりする。

先週ギリシャでの休暇から帰国したばかりだというから、当然オリンピックの話題にはなったけど、その時はあまり興味を示さなかったように見えた彼女だが、実は、かなり各種目に注目しているらしい。やはり自国のメダルの数が最大の関心であるようだ。

一見、まったくオリンピックに関心があるように見えないこのベルギーの小さな街の住人も、昨日の「グー、グー」おじさんのように、実は毎日テレビにかじりついてオリンピックを観ているのかもしれないな、と思った今日このごろ。